2007年01月25日

ムクの命日

今日は3回目のムクの命日です。

3日前の夜に大きな発作を起こして、
一晩寝ずに付ききりで診ていましたが、
翌日入院、そして、25日の早朝、病院の院長先生から
「ムクちゃんが亡くなりました」
と電話がきました。

ムク松本城.jpg

入院の時、お医者さんから、
「今回の発作は今までより深刻。
 覚悟はしていて下さい」

と言われました。ピンとこなかったですが。

次の日、父とムクの面会に行くと、
前日あんなにグッタリしていたのに、
私たちを見て、自力で立ち上がったんです。
点滴の管や酸素のチューブが小さくなった体にいっぱい付いていて、
痛々しかったけど、抱っこすると確かに暖かくて…。

きっと私たちが迎えに来てくれたと思ったんでしょうね。
でも、まだまだ連れて帰れる状態ではなく、
お医者さんも
「もう一晩、点滴で脱水症状が改善されれば、
 一時退院もできるかな」

という、見通しでした。

あとになれば、無理にでもこの日、連れ帰って、
家でみんなで看取ってやれば良かった・・・

って思いますけど、
この時は、首も持ち上げられないくらいの状態から、
一晩の治療で立ち上がれるようになったんだから、
明日になれば絶対に退院できる
と信じていたんです。

ファ1.jpg

院長先生の話では、
私たちが帰ったあと、少しすると呼吸がとても
楽になったらしく、よく眠っていたそうです。
そして、明け方、ちょっと席を離れて、
戻ってきた時には呼吸が止まっていたそうです。
心臓マッサージや人工呼吸などしてくださった
そうですが、帰っては来てくれませんでした。

私たちが病院に迎えに行くと、
下痢などで汚れてしまっていた体をきれいに清めてあり、
ムクは紙でできた棺に納められていました。
なでるとまだ暖かくて・・・。
看護士さんたちが
「ムクちゃん、最後は苦しまなかったみたいですよ。
 いつもおとなしくて、かわいい子でしたね」

と言って、折鶴を棺に入れて、一緒に泣いてくれました。
父も、それからコタとうちゃんも泣いてました。

ムク四つ葉探し.jpg

家に戻ってきても、ずっとみんなで泣きました。
近所の人や友達も来てくれました。
そして父とも相談した結果、ペット葬儀屋さんに来てもらい、
荼毘にふす事にしました。

そうして煙になって、母のいる天国へ旅立ったのですが、
果たしてムクは幸せだったろうか、
本当に苦しくなかっただろうか、
最後は寂しかったんじゃないか・・・
いろんな思いはいくらでも溢れてきてしまいます。

今も、これを書きながら、涙でタオル一本ビショビショ
コタもどうしたの?
って顔でみています。

おまえの時にはこんなつらい思いはしたくないよ。
ムクにしてあげれば良かったと
思うこと、全部してあげたいけど、
コタにはそれも迷惑かな?
たまには、ムクじいの話を聞いてよ。
それだけで、かぁちゃんは少し気持ちが楽になるからサ。

ムクありがとう

そして、コタもありがとう

posted by コタかぁちゃん at 09:41| Comment(7) | TrackBack(0) | 思い出
この記事へのコメント
ムクちゃんの3回忌だったのですね。
お気持ちは痛いほど分かります。
家のキキのときも最期を看取ってあげられなくて
ずいぶん後悔したものです。
まだ温かい亡骸らを抱いての病院からの帰り道、
生き返って欲しいと何度も名前を呼びました。
5歳になったばかりの命だったからなおさらでした。
ムクちゃんの場合は天寿を全うしたと思います。
きっと幸せだったと、コタ君を見ていると信じられます。
これからは笑顔で天国のワンコのことを語りましょう。
Posted by スカーレット at 2007年01月25日 21:29
お辛いでしょうが、あまり引きずってはダメですよ。ムクちゃんが心配して成仏できませんわ。コタ君も心配しますよ。
ペットにとって飼い主だけが頼りです。彼らの事を思って何かをしてあげるのならば迷惑だなんて思わないんじゃないでしょうか?
Posted by ロビン at 2007年01月25日 23:02
スカーレットさま>多くの方がこういう経験をされているんですよね。
今日のお散歩の時、ご近所でコタランドを見てくれている方も、昔飼っていたワンちゃんのことを思い出しちゃった、とおっしゃっていました。
多分、もう大丈夫だと思います(笑)。
来年の命日には、笑顔でアップしたいと思います。


ロビンさま>さすがにコタも変だな?と思ったようで、記事書いてる間、背中にピッタリくっついていました。まるで「俺がついてるよ!」と言ってくれてるみたいでした〜。
ブログを通して、たくさんのお友達ができました。
ご近所にもたくさんのワン友がいます。
きっと、これからは大丈夫!!だと思います。
Posted by コタかぁちゃん at 2007年01月26日 18:55
今日はムクちゃんの命日だったのですね。
読んでいて泣けました
最近 涙腺がもろくって

まだ私は経験ないけれど 人事ではありませんから!!
入院中に亡くなると どうしても後悔が残りますね。
家族で看取ってあげたかったでしょう。
でも ムクちゃんは天寿をまっとうしたんだと思います。

うちの実家で飼っていた犬はほとんどが交通事故(首輪が外れて道路に飛び出し)で亡くなり 1匹がフィラリア 老衰で亡くなったのは たったの1匹でした。
みんな庭の木の根元で眠っています。

小太郎は今年7月で13歳になります。
一日でも長く 一緒に暮らせたらと思います。

寝ているムクちゃん ほんとうに 小太郎みたいですね。

我が家もフローリングにソファ、ベージュのカバーにバスタオルを敷いて・・・かなり趣味が合いそうですね。

Posted by こたママ at 2007年01月26日 21:15
りんさん、気づいたことあるんですけどね
コタロー君って、ムクちゃんに似てませんか?w(*゚o゚*)w

どうしても・・ちわわちゃんよりも・・
ポメちゃんに近いというか〜・・・

もしかして・・
生まれ変わりなのかな〜・・
なんて思ってしまって・・・・
Posted by りん at 2007年01月27日 00:13
おいら、この手の話しだめなんですよオッサンのくせに涙もろくて
色々と考えさせられましたよ。今回のBlogは・・・
なんかせつなくなってきて、ぎっさんの事抱きしめたら「うウウウ〜」って怒られました
お互い愛犬のデカちわとの時間を大切にしていきましょう
Posted by ヒモパソ(PaPa) at 2007年01月27日 10:14
こたママさま>お返事がおそくなり、ゴメンなさい。
ムクは15歳とちょっと、大往生ですよね。
今は埼玉の実家の庭に眠っています。
ところでソファのバスタオル、うちは黄色ですが、
やってることが同じなので笑ってしまいました。
息子さんが埼玉だったり、うちのコタもウィンカーの音に反応したりするので、たくさんの共通点があって、知れば知るほどフシギな感じがしています。
小太郎君にはぜひぜひ元気で長生きしてもらって、私をもっと癒してもらいたいです!


りんさま>お返事がおそくなり、ゴメンなさい。
かぁちゃんが「さびしい、さびしい」と言っていたので、本当は小さかったはずのコタの体に、ムクの魂も入っちゃったんじゃないか?と思う事があります。
なにせ2倍・2倍!!ですから。
夏ごろからコタのタテガミがムク色になってきたし・・・。
ありえます・・・よね!?


ヒモパソ(Papa)さま>お返事がおそくなり、ゴメンなさい。
本当に、あらためてコタローとの時間を大事にしたいと思いました。
せっかく出会えた、世にも稀なる!?デカチワですものね!
これからもどんどん、思い出作りますよ〜♪
Posted by コタかぁちゃん at 2007年01月28日 18:58
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力] 絵文字

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://a-thera.com/tb/693879
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック